~変化を感じる、橋本真人 ~
2009.03.05

すっかりとご無沙汰してしまいました。
浦和レッズは1月12日から2009シーズンがスタートを切り、1月、2月と計21日間の強化合宿を経て、いよいよ今週末7日(土)、リーグ開幕戦となる鹿島アントラーズとの一戦を迎えます。

合宿で猛アピールを続けてきた若手選手がどんな形で起用されるのか。練習試合のようにボランチが積極的に攻撃に絡む事ができるのか、4-4-2は機能するか、サイドバックはタイミングよく上がる事はできるのか…と興味はつきません。

さらに今季はこの公式戦以外にも私たちは鋭い視線を注がなければならないでしょう。一般で言うサテライトとなる選手の動きです。リーグ戦が始まると、監督、コーチングスタッフの手腕が問われるのは公式戦での指揮だけではなく、試合登録メンバーに入る事ができない選手のモチベーションをどう維持させるか、力をどう伸ばしていくか、こういうところにも見られます。チームが長丁場を戦う上で底上げは欠かせませんから。そのためにフォルカー・フィンケ監督はサテライトリーグ+20試合の練習試合を設定するようにとクラブに要求しています。

プロ2年目を迎える橋本真人は宮崎1次合宿で、昨季末に負った全治3ヶ月の重い捻挫に不安を抱えながらも、1年目とは見違えるような堂々としたプレーでフィンケ監督にアピールをしていました。高校時代にやっていた4-4-2のシステムにも手応えをつかみ、コンディション面でもチームドクターから「よくやった」と声をかけられ、充実の表情を浮かべていました。

しかし、指宿での2次合宿から田中達也ら日本代表選手がチームに合流すると、先発候補のメンバーは一気にレベルを高め、チームを作り出しました。橋本は残念ながらトップグループ入りは果たせず、それでも「試合に出るという目標は変わりませんよ」と前向きな姿勢を崩しませんでした。

しかし、ハーフコートでゲーム形式の練習をしていても、センターバックの橋本のところでボールを失ってしまったり、コーチングの声を出せなかったり、なかなか納得のいくプレーを見せる事ができず、この10日間は「自分の弱点を見抜かれ、狙われてしまう」と悔しさをにじませていました。

彼のチャレンジはここからだと思っています。4月5日(日)に始まるサテライトリーグを皮切りに1試合でも多くの実践を積む事が彼にとって重要であり、昨季とは違い、そのチャンスの場が与えられているのが今季です。橋本の変化が見えたのも、始動から組まれた12試合もの練習試合の中ですから。少々、簡単に懐(ふところ)に入り込まれがちですが、先輩DF闘莉王は「失敗から学ぶ事だ。弱点につけこまれない方法はいくらでもある。自分が先に動いて相手FWをリードしたり…」と話していました。

そういう感覚をつかむのも実践の場。橋本真人の2年目に注目したいと思います。サテライトチームにはコーチングスタッフのカラーも出てくるでしょう。3月は公式戦の他にも、大原サッカー場での練習に注目してみて下さい。

 

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