~新たな舞台、始まりは北京~
2008.08.08
夏本番を迎え、いよいよ北京オリンピックが開幕。今夜は開会式です。「聖火リレーの最終ランナーは誰になるのか」など、朝から話題はオリンピック一色でした。その中でサッカー競技が先陣を切り、始まりました。佐々木則夫監督率いる“なでしこジャパン”、反町康治監督率いる“U-23日本代表”、それぞれが初戦を終え、引き分けと敗戦という結果で第2戦に臨みます。
浦和レッズ(トップ)からは細貝萌選手が選出されています。残念ながら初戦での出番はありませんでしたが、細貝選手は「試合に勝ちたいのか、現状で満足しているのか。最後は気持ちの勝負になる。俺はみんなに気持ちで勝負しているところを見せますよ」と頼もしい言葉を残し、日本を発ちました。
大会直前に負ったろっ骨のヒビも自分にとっては発奮材料だと言える彼の強い気持ちを信じていきたいですね。次の戦いはナイジェリア戦。細貝選手のファイトが、どこかおとなしいU-23日本代表チームには必要です。非常に厳しいスタートではありますが、勝利にむかって遮二無二ボールを追いかけ、ゴールにつなげて欲しい。
“すべてのプレー、最後まで絶対に諦めない”
そんな姿勢でピッチに立ってくれる事を願います。
サッカーが日本選手団へ勢いを与える存在でなければ!
こうして北京オリンピックが始まると、改めて前回大会から4年の月日が経ったのだなと感慨深い思いがしますね。田中マルクス闘莉王選手は「国歌を聞いた時、泣けてきた」と振り返っていました。彼は日本国籍取得という大きなハードルを乗り越えての大会でしたがどの選手も長い準備期間に区切りをつけ、本番を迎えるわけです。気持ちが高ぶるもの分かります。
そこで100%の力を発揮する事ができるかはメンタル面が影響するでしょう。緊張感もマイナスだけではなく、プラスに働く事もありますからね。私の知人に前回大会のアテネオリンピックで自転車競技/個人ロードレースの日本代表選手として出場した「田代恭崇(たしろ・やすたか)さん」という方がいますが、「今までに感じた事がない空気に触れたけれど、周りのサポートや応援で普段以上の力を出せた」と言っていました。そして結果、見事に完走をはたしたのです。
そんな日本の自転車ロードレース界の第1人者である田代さんも、この4年の間に現役引退を決意し、現在はブリヂストンサイクル株式会社で選手経験を活かしながら第2の人生を歩んでいます。4年という月日は環境をも変化させていくのですね。それだけに今回、選手として登録された細貝選手をはじめ、浦和レッズレディースの柳田美幸選手、安藤梢選手、矢野喬子選手にはこの北京での経験を次の舞台に活かして欲しいと強く願っています。大会終了していないのに早い話かも知れませんが。
そして、残念ながら北京の舞台に立つ事ができなかった選手にもこの悔しさを糧に次のステージへ上ってもらいたい。エスクデロ セルヒオ選手は男子の初戦を前に「やっと気持ちに区切りがつきました。レッズで結果を残していきますよ」とサッパリとした表情を見せていました。ようやくスタートラインに立つ事ができたのでしょう。
とにかく4年に1度のオリンピックにはドラマが待っています。勝負に喜び、泣き、選手が見せるドラマに感動し、この暑い夏を一緒に盛り上がっていきましょう!!!
|