~成功のカギを握る運営~
2008.09.19

9月も半ば、雨降るごとに秋めいていきます。今後、さらに見逃せない試合が続く浦和レッズ。日曜日はいよいよNACK5スタジアム大宮で開催される『さいたまダービー』を迎えます。幸運にもチケットを手にできた方々、埼玉スタジアム2002とはまたひと味違うサッカー専用スタジアムの魅力を思う存分に感じて頂ければと思います。

今回の『大原へいらっしゃい』は練習場を離れ、少し運営サイドのお話をしていきます。私はひと足先に先月、サッカーファンの1人として、大宮アルディージャと横浜F・マリノスの一戦をバックスタンドから観戦してきました。どしゃ降りの中、スタジアム照明の一部停電も気にせず、大宮が“焼肉大好き”新戦力FWラフリッチ選手のゴールで横浜に勝利した一戦でしたが、競り合った時の水しぶき、選手の気迫あふれる表情など非常に見応えがありました。このスタジアムならではですね。

この試合、ピッチ外でもう一つ印象に残った事がありました。それはコンコースでのゴミの分別でした。燃えるゴミ、燃えないゴミの分別はもちろんの事、割り箸専用のゴミ箱があったり、担当スタッフがついて生ゴミを仕分けしたりと非常に徹底されているのです。
このところ様々な場所でゴミ問題が取り上げられているだけに、大人も子供も細かい分別を意識して、それを自然と行っている様子は見ていて気持ちがいいものでした。ゴミ問題に関しては、駒場スタジアムを使用していた頃からサポーターが積極的にクラブに問題提起してきた事ですから、ゴミのないスタジアムが気持ちよいのは皆さんが一番よく分かっていらっしゃるでしょう。大宮のゴミ分別が定着するまでの間には、スタッフが何度も何度もファン・サポーターに呼びかけてきた事と思います。ようやく運営サイドの努力が実を結んだと言ってよいのではないでしょうか。

こうして公式戦の開催の裏側には必ず運営スタッフの努力があります。いくらピッチ上で興奮するようなプレーがあっても、スタジアムまでの交通アクセス、コンコースでのインフォーメーション、セキュリティーなど観戦する環境が充実していなければそのゲームは成功したとは言えませんよね。浦和レッズ、浦和レッズレディース、下部組織……と、どのグループでも選手(参加者)と運営スタッフ両方の努力、情熱がかみあって初めて魅力は引き出され、その魅力がクラブを支えていきます。トップチームの公式戦には畑中隆一さんという運営のスペシャリストがおります。レディースでは女性スタッフが新しいアイデアを取り入れながらトップとは違う雰囲気を出そうと奮闘しています。ハーフフルクラブレッズランドだって同じです。

リニューアルオープンしたばかりのレッズランドでは日中、浦和レッズレディースのMF高橋彩子選手が事業グループのスタッフとして働いています。4日(木)に関係者を集めて行われた内覧会では、出席されたお客様を笑顔で迎えていました。高橋選手は「もっと大勢の人にレッズランドを知ってもらい、利用してもらい、多くの意見を頂きたい。一緒に良い空間を作っていければと思う」とそう話していました。レッズランドで楽しさを提供するのが、普段、浦和レッズレディースとして多くの人にパワーや勇気をもらっている事への恩返しと考えているようです。その言葉を聞き、レッズランドが今後さらに発展するためにも、高橋選手をはじめとするスタッフの方々の情熱は欠かせないと改めて思いました。

皆さんも是非、スタジアムに入ったら、座席に着いたら、一度ぐるりと全体を見回して下さい。そこが笑顔にあふれていたら、成功例に挙げる事ができるでしょう。快適であればその気持ちを言葉に、不満な点があれば改善点を言葉にし、どうぞ身近なスタッフへ、またはオピニオンボックスに入れて思いを伝えて下さい。皆さんにゴミはゴミ箱へ、喫煙は喫煙所で……と観戦マナーがあるように、スタッフには快適なスタジアム作りにむけ努力し続ける責任があります。スタジアムの空間は一緒に作り上げていくものですからね。

21日(日)は数々の思い出が残るスタジアムで、私も記者席から勝利を願っています。スタジアムで応援される方も、パブリックビューイングや仲間内で観戦される方も一丸となって戦いましょう。そして勝利をつかみ、24日(水)はホーム埼玉スタジアムでAFCチャンピオンズリーグ準決勝進出へ後押ししていきましょう。

☆追伸☆
ここからは少し私事ですが。
先日、アクアスロン(スイム+ラン)という競技に選手として初めて参加しました。この日にむけて今年の夏はスイムとラン練習に明け暮れたのですが、結果は……散々なものに。ですが、大会スタッフの皆さんや同じ参加者から「お疲れ様」と笑顔で声をかけられ、ハーハー、ゼーゼーと初心者には辛いレースでしたが、とても楽しく、すっかりとハマッてしまいました。

当日は選手としてだけではなく、ボランティアスタッフにも登録し、小学生の部のサポートをしてきました。サッカーの運営方法しか知らない私にとって、見るもの全てが新鮮。規模はもちろん小さいですが、浦和レッズの運営スタッフと同じように、大会を成功に導こうと情熱をもっているスタッフが大勢おりました。

(実は、この大会を運営する事務局の長は“大の浦和レッズサポーター”だったのです。これは後から知った話なのですが、ブルズカップは個人旅行で、イランでのACL決勝は後援会ツアーで参加し、応援したそうですよ)

舞台裏を知る事でより競技に魅了されたわけですが、選手として振り返ってみても充実した大会だったと言えます。また、来年も参加するつもりです。まぁ、そこにむけては……数字にはっきりと表れた今の自分の力と向き合い、悔しさをバネに、鍛え甲斐のある体にムチを打っていかなければなりませんが。

来年は今年を上回る結果を残すぞ!と手始めにレッズランドの『ランニングプロジェクト』に参加してきます。台風の影響で室内トレーニングになりそうですが、20日(土)は良い汗を流せそうです。

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