~時間の使い方
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2009.06.10
こんにちは、有賀久子です。
浦和レッズはケガ人が相次いだところに日本代表チームの招集が重なり、一時は13名が離脱する緊急事態となりました。しかし、そこは出番に恵まれた選手が「戦力ダウン!? 俺だって、浦和レッズの選手だ!」と言わんばかりの活躍を見せてくれました。チームはヤマザキナビスコカップ予選・第4節、5節と連勝し、13日(土)に埼玉スタジアム2002で開催される予選最終節、“さいたまダービー”大宮アルディージャ戦に臨み、決勝トーナメント進出を狙います。
今年2回目を迎える“さいたまダービー”ですが、同じさいたま市をホームタウンとする大宮アルディージャの動向は記者としてやはり気になるものです。チーム強化はもちろんの事、下部組織、地域活動など“ホームタウンに対し、どんな働きかけをしているのか”と興味が沸きます。
というのも、浦和レッズでは2004年からスタートしたハートフルクラブが地域活動の面で大きな役割を果たしていますが、それ以前はスポーツ(サッカー)普及で遅れをとっていたという事実があるからです。このような地域活動は、レッズランドの運営も含めてクラブの財産になるものであり、絶対に停滞させてはいけないコンテンツです。
昨日9日(火)、ハートフルミーティング2009に出席してきました。
私の地元、さいたま市中央区にある『彩の国さいたま芸術劇場』でVTRや写真を見ながら、昨年度の報告や活動ビジョンが落合弘ハートフルクラブキャプテンの講演を交え、パートナー関係者や行政、埼玉県サッカー協会に向けて伝えられました。
その中で8名のハートフルクラブコーチとメディカルスタッフの原田純子さんが紹介されたのですが、原田さんのお話がとても印象に残ったのでご紹介しようと思います。原田さんはメディカルスタッフの立場から、最近の子供たちについて「痛みに弱い」と表現していました。フォルカー・フィンケ監督がよく口にするのは「日本人は痛みに耐える事を美徳としているところがある」という言葉なので、プロと子供の違いはあっても、『痛み』にも時代の変化があるのかも……と考えてしまいました。
原田さんは「痛くてプレーできない!」と言う子供に「休んでいいよ」と優しく声をかけるそうです。すると、中には甘え心で「痛い」と言う子もいるようで、本当はまだまだ頑張れる子は「…やっぱり頑張る!」と自分でピッチに戻っていくそうです。もちろん、スポーツですからケガは付き物。“頑張りたい!”“続けたい!”という気持ちがあっても頑張る事ができない子もいます。
そんな時、原田さんは「勇気をもって休む事も大事だよ。休んでいる間、こんな風に過ごしたらどう?」とピッチを離れる間の時間の使い方を教えるそうです。例えば、負傷箇所に負担のかけない筋力トレーニング。サッカーのDVDを観てイメージを膨らませるのも良いでしょうね。スポーツから離れ、読書するのも良いですね。ピッチを離れると、自分の体と向き合う時間が生まれるのです。
フィンケ監督もよく勇気をもって休む事の大切さを話しますが、浦和レッズでリハビリを担当する野崎信行アスレティックトレーナーも「休む時間を前向きにとらえ、別の角度から努力する事も明日の自分につながる」と以前話しておりました。子供にとって【サッカーができない→悔しい】で終わらせない考えは新鮮に感じるのかも知れません。原田さんのもとには「原田さんの言葉は忘れません」という手紙が届いたそうです。
現在、左太もも裏の腱の負傷から急性腰痛症と故障が続いてしまった田中達也選手。彼もまた悔しい気持ちを抑え、「安心してチームに戻るための時間をもらったと思ってリハビリしている」と今の時間を前向きに捉えようとしていました。この言葉を聞いた時、応援する者の1人として、この時間が必ず1年後の本大会の舞台やその先につながる事を信じて待つしかないと思いました。
これから夏にかけて部活動やサークル、休日など皆さんもスポーツで体を動かす機会が増えるでしょう。個人競技でもチーム競技でも、“頑張る”“努力する”と“無理をする”のは違うという事、“頑張る”と同じ分だけ“休み”が大切であるという事、これらを知る事でもっとスポーツを楽しめるのではないでしょうか。
☆追記☆
趣味を楽しむという点で。田中達也選手は野球に、釣りに、自転車にと様々な趣味の持ち主。浦和レッズ部活動の火付け役と言っても良いかも知れません。私も自転車部に仲間入りしたいと(笑)、今年2月、ロードバイクを購入しました。5月には耐久レースに出てみたり……。
20代最後の1年、今年の目標は念願のトライアスロン挑戦です!!
梅雨入りに負けず、6月もスポーツを楽しみたいと思います。
有賀久子
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