天津〜瀋陽 (寝台列車編)
2008.09.17

天津で2試合見て、いよいよ瀋陽(しんよう)へ。ホテルの従業員にはすっかり顔を覚えられたホテルともお別れ。この日は天津から瀋陽に移動だ。手段は寝台列車ときたもんだ。

お盆前。日本同様、チケットをおさえるのも大変な様子、ホテルの人に手配をしてもらった。値段は99元。日本円で1500円くらい。安い。ホテルをチェックアウトしてから天津駅へ。夕方6時発の列車に乗りこみ、8時間の旅へと出発。

寝台車、自分の席を探す。悠々と手足が伸ばせる我寝台を。快適な旅のはじまり。
「居心地よすぎて、寝過ごしちゃうかも」と心配しつつ、人ごみをかきわけ、指定された席へ。するとそこは向かい合わせに3段ベッドが。しかも空調が壊れて、車内は蒸し焼きという劣悪な環境。加えて、3段ベッドも真ん中、一番苦しいところだ。

同じエリアに、学生と中年のおばさんと3人の親子連れがいる。6歳くらいの男の子がとにかく元気で、3段ベッドを上に下に大移動。とにかく動き回る。時々、お母さんに叱られているようだ。そんな元気な男の子も9時過ぎになれば、スヤスヤ寝入った。 中国の子は健康的だ。

長旅。有り余った時間をどうするべきか。学生と中年のおばさんはずっとトランプをしている。顔見知りではないはずの2人。見知らぬ人と、仲良くなり時間をつぶしている。日本のように早く目的地へという風潮とは反対に、このような光景を見ると、不便でもいいのかと思ってしまいます。

車窓から外を見ると、当たり前のように真っ暗だ。遠くに街の灯りや車のテールランプが見える。でも、独特の香りが私に様々なことを教えてくれた。食べ物の香り。湿地帯を通っていたのか、湿っぽい香り。街に近づけば、排気ガスの香り。そんな香りが真っ暗夜空に風景を描いてくれる。

ようやくウトウトしていたところに、車掌さんが切符の確認にあらわれたりしているうちに、時間はあっという間に過ぎ、瀋陽に到着。
夜中2時半。瀋陽の駅は静まりかえっている。15両の電車でこの駅を降りたのは20人くらいだろう。
「ホテルはどこだ?」
と軽く心配をしつつ、夜の瀋陽を歩きはじめる。

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