旧友の再出発
2008.02.06
私がこの業界に足を踏み入れた昭和45年。アナウンサーの同期生は少なかった。文化放送、ニッポン放送、NET(現テレ朝)、NHKしか募集しなかった。NHKを除いて若干名の募集だった。
その中で、私の社会人のスタートとなった文化放送のアナウンサーの同期生は男3人、女6人もいた。そして、いまでもマイクの前に坐っているのは私と女性アナウンサーひとりとなった。他局ではNHKのアナウンサーだけだと思う。
その文化放送時代の同期が先月末で卒業(定年)を迎えることとなり、小さな宴が四谷で催された。浜松町に転居しても「やっぱり四谷なんだろうな」というのが正直なところだ。その同期は、アナウンサー時代は3年ほどで、その後、報道や制作などで忙しく働いた。
互いに35歳のとき、彼が制作の責任者で始まったのが『大野勢太郎のおはようラジオ1134』だった。政治、経済、芸能、スポーツ、社会風俗の全てを伝える番組だった。その番組は4年も続いた。そして私は卒業を待たず中途退学(退社)してしまうのだが、考えてみれば、現在の『WARMING・・・』とよく似た番組構成だった。まだまだ私の力が及ばず、彼には迷惑をかけっぱなしだったと唇を噛んでしまう。でも、そのときの経験がいまの私を支えていると思うと、彼のためにも長く続けなくてはならないと思う。
卒業した彼は「時間が取れるようになったのでフランス語などの勉強がしたい」と話していた。
同期生、平塚信男君の未来に乾杯だ。
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