地産地消
2008.02.13

中国餃子事件の報道が収まる気配がない。実際に命に関わることなので関心は高くなって当たり前だ。そこに日本の食料自給率39%の数字が重なり、誰もが不安の真っ只なかにいる。この39%と中国野菜の農薬問題は別に論じられるべきなのに、一緒くたになってしまっている。

食料自給率が先進国の中で際立って低いことは20~30年前から言われ続けてきた。中国からの食料輸入が頻繁になったのはここ10年だろう。そして農薬が大量に使用されている疑いが報道されたのはここ5年ほどだ。

食料自給率の低さが中国野菜の大量輸入を招いたのではなく、安価である中国産に跳び付いたのだ。食料自給率が上がっても『安価』であれば購入する消費者はこれからも続くだろう。私は出来る限り『地産地消』を心がけているので中国産は買わない。農薬問題前からそうだった。

でも、ある方から「大野さんは所得もあるし、エンゲル係数も低そうだからできるのであって、我々のような世代では難しい。それより中国側と話し合って国が政策を立てるべきだ」とのご意見を頂いた。確かに、この意見は的を得ている。国産野菜は、軒並み中国産の2~3倍である。食べ盛りの子供を抱えている家庭は大変だろう。

でもね。それは今も昔も同じだ。中国産など無い時代でも、食べ盛りを抱えた家のエンゲル係数は高かった。そこをやりくりして子供たちにひもじい思いをさせないように親たちは知恵をしぼったものだ。信じられないと思うが、肉が夕食に登場するのは週一度あるか、ないかだった。それもカレーに入った豚のコマ切れだった。現在の食卓はどうだ。『三丁目の夕日』時代と比べたら天と地だろう。高級外車にも、ブランド物にもさして興味もない私の最大の贅沢は『食へのこだわり』だ。

これからも中国産は買わない。埼玉で獲れたものを食べたい。野菜ばかりでなく、埼玉の『豚肉』は本当に美味いのだ。少しばかり値段ははるが・・・あとどのぐらい食事を楽しめるかと思うと、山田風太郎さんと同じよう数えてしまうのだ。

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