埼玉スタジアムの『レッズ戦』にバブルは無い
2008.06.09
リスナーからの一枚のメール。「埼スタバブルがはじける」という内容だった。このリスナーは浦和サポーターではなく、旧くからの新潟サポーターだ。
新潟の観客動員数に翳りが見え始めた今季。彼は「バブルがはじけた」と表現している。新潟の現状について私は詳しくないので、この事についてコメントできないが、埼スタについては少しばかり反論したい。
日曜のナビスコカップは消化試合に関わらず、約35000人が入った。実際にはけたチケットの数は約47000枚だったそうだ。歩留まり7から8割と考えれば妥当な数字だろう。試合結果は完敗だった。
問題はここからだ。「このような試合が続けば観客動員数に響くだろう」という見通しがでてきた。確かにそうなるかも知れない。だが、そうなったからといって「バブルがはじけた」ということにはならないと思う。何故なら、いままでの観客動員数が『バブルではない』からだ。
キチンとした理由があった。ギド ブッフバルト就任以来、クラブは未来を指し示す経営を次から次に打ち出していた。ハードもソフトも。今更、詳しく説明する必要は無いだろう。埼スタの不敗神話も大きく貢献した。試合の内容もさることながら、ホームに強いということはプロの興行を打つうえで一番大事なことである。だからファンの数が増えた。これは『バブル』ではない。
それが、いまはどうだ。サポーターやファンは声高に「レッズのビジョンが見えない」と叫んでいるのに、クラブは何ら発信していない。今季、クラブがハッキリと動いたのは「オジェック解任」の決断だけと思っているのは私だけだろうか。
5・17(G大阪戦)の騒動についても「警備強化」を長々と語っただけだ。この不信感をいち早く取り除かないと大事になる。サポーターはストライキを打つことは無いだろう。だが、このままの状態が続けば、優先順位を変える人も出てくるかも知れない。それはバブルでないから起ることだと思う。浮かれた気分ではない、確りとした理由があるから怖い。
そして、あらゆる物価が上昇している。埼スタに来るためにどのぐらいの支出を覚悟するか。優先順位を変更する条件が整ってしまっていることにクラブは早く気付くべきだ。
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