橋下大阪知事の発言
2008.12.08

政令市を除いて「府内公立小学校、中学校は携帯電話持ち込み禁止」という橋下大阪府知事の発言に様々な意見が出ている。橋下さんのこれまでの発言や行動に「少しばかり危うさ」を感じていた人も、今回のこの発言には「賛同」の色が濃いようだ。

そもそもこのような話が出てくるのは、学校現場の哀しいほどの怯えがあるからでないだろうか。保護者からの「携帯は我が子がいざというときのもので持たせているのだ」という反発を怖がっていたのでないだろうか。

確かに、このところの世相から考えれば親たちの心配は尽きない。GPS機能が火急のときに助けになるかも知れない。でも正直なところそれだけの理由で携帯を持たせている家庭はどのぐらいあるのだろうか。ほとんどは「他も持たせているなら」という曖昧な理由で子供たちに与えているのだろう。私が若い親だったらそうするだろう。

しかし、教育現場はほとほと困っているはずだ。ゲーム機、コミックなど子供たちが授業に集中できない誘惑が広がっている。そこに現代の神器『携帯電話』が加わっているのだ。先生たちの悲鳴が聞こえる。取り上げようにも「我が子の安全ため」という金科玉条の前に非力になってしまう。目に浮かぶようだ。

これはあくまでも大阪の話だが、その他の自治体に影響を与えるだろう。橋下さんと正面から戦ってきた教師たちはどう歓迎するのだろうか。「知事、またキレましたね」などと茶化しているようでは、大阪の明日はないと思う。今回ばかりは橋下知事の勇気に乾杯したい。「友だちとの待ち合わせや約束ができなくなる」と女子高校生がテレビカメラに答えていたが、細かに打ち合わせすれば済むことだ。

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