日本映画の二極化
2009.05.28
『おくりびと』がアカデミー賞に輝き、日本映画に元気がでてきたと伝えられているが、この時期に公開される映画はテレビドラマの映画化が目立つ。
私自身がそのテレビドラマのファンだったので、どうも言いづらいのだが、果たしてそれで良いのだろうかとも思う。『ルーキーズ』『ハゲタカ』『ごくせん』と続くと、テレビドラマファンとしても、「いかがなものか」と呟いてしまう。
この3本のテレビドラマは見事だった。『ルーキーズ』は失われた学園物語だったし、『ハゲタカ』は世界の金融工学を垣間見せてくれた。また『ごくせん』は仲間さんの当たり役だった。次回を待ち遠しくさせるドラマだった。だからこそ映画化されたのであろうが、果たしてドラマを超えることができるのだろうか。
『ルーキーズ』は既に試写室で観てきたが、何か物足りないのだ。それは限られた時間内で、彼らひとりひとりを描こうとする窮屈さを感じてしまうからなのだろう。テレビなら、今回は安仁屋に、次は御子柴になど、ゆっくりスポットを浴びせられるが、映画はそうはいかない。そこが難しいところだろう。
それでも相変わらず泣かされる場面が期待通りに連続ヒットする。入場料の損はない。まだ『ハゲタカ』と『ごくせん』は観ていないが、シニア1000円を活用して映画館まで足を運ぼうと思う。