梅雨入りの長崎は『晴れ』だった
2010.06.14
6月11日(金)から13日(日)までの2泊3日、九州横断長崎紀行は大成功に終わった。およそ180人、バス5台の大デレゲーションは天気予報まで裏切ってしまったのだ。
私は2日目の土曜(6/12)から、熊本阿蘇草千里にカーボーイ姿で、いきなりサプライズの合流だったが、初日の福岡柳川~湯布院~別府は、良いお天気の移動でホットひと安心していた。ともかく旅行の8割は、その旅程の天気次第と聞いている。まず、いいスタートとなった。
しかし、私が登場する2日目の九州地方は午前中50%、午後100%の雨の確率との予報。草千里では集合写真の予定だ。雨の中の撮影はキツイだろう。なにしろ雄大な原っぱなのだから。私は1号車到着の1時間前にカーボーイ姿に着替えて待った。ところが、雨の小粒すら降ってこない。1号車到着の11時半になっても風があるだけで、雨雲もない。後で聞いたのだが、別府からやまなみハイウェーで向かう途中に、年に何回かしか観られない雲仙普賢岳の勇姿が観られたほどの天気だったという。信じられない50%の確率だ。
昼食後、1号車から5号車までミニトークショーを繰り広げながらの旅。既に降水確率が100%の時間帯なのだが、薄日すらこぼれている。梅雨前線はどこにいるのだろうか…この日、九州地方は『梅雨入り』したようである。
ツアーはいよいよメインイベントの長崎に夕刻到着した。曇っているが、風頭山に建つホテル『矢太楼』からの夜景は、まさに100万ドルに煌めいて、夜の大宴会で盛り上がった。私は龍馬の格好で、特別注文のブーツを履いて『矢太楼』に宿泊した理由などを話し、夜の時間が瞬く間に過ぎていった。まだ雨は降っていない。100%予報は幸いにも見事に外れた。ところが、我々が眠りについた頃から雨が降り始めたようなのだ。
翌朝、最終日は8時から『龍馬さるく(散歩)』が予定され、風頭山から亀山社中などを歩く行程だ。車が入れない石畳の小道は「雨だと危ないよな。どうする」などと心配していたのだが、朝食のときには『強風、横なぐりの雨』になっていた。「ついに(雨が)きたか。それもいきなり凄い雨だな」と頭を抱えた。「遂に天は我々を見捨てたか…」と、八甲田山の心境だ。『龍馬さるく』を実行するべきか、それとも…と悩んだのだが、午前8時、希望者のみなさんだけでもと傘をさしながら出発すると、途端に雨はやんだのだ。グラバー園に到着のときは炎天になっていた。
私はこのコラムで「気象協会の予報は当てにならない」などと話すつもりはない。何故、このようなことが起きたのか…それは人智を超えたものにあると確信した。
今回の『勢太郎とゆくツアー』は4回目なのだが、過去3回は番組のディレクター堀川氏が同行していた。彼は別名『雨川ディレクター』と呼ばれるほどの『雨男』なのだ。北海道では彼が姿を現した『旭山動物園』付近が大雨になっているし、沖縄も降った。能登は吹雪だった。冗談で済まされない超常現象の3日間も付録となったいい旅だった。