『興行』について
2010.07.20

名古屋場所が終盤に近づいてきた。信じられないような事態の中で始まった今場所。ダイジェスト画面に空席が目立つものの、白鵬の連勝記録が注目され、満員御礼の垂れ幕が下がったと聞いた。最悪の『興行』は避けられたようだ。

相撲本場所は『興行』である。相撲協会の屋台骨は本場所の入りにかかる。しかし、ここ数年、いや若貴時代が去ってから、少しずつお客さんの数が減ってきた。それは何故なのか?私は『興行』の『華』が無いからでないか、と思っている。

若貴時代を思い出してもらいたい。貴乃花、若乃花の兄弟横綱は勿論のこと、同期生の曙や魁皇がバリバリだったし、武蔵丸が追いかけた。さらに昭和51年組の千代大海や栃東が若鮎のように跳ねて上がってきた。琴錦という電光石火の名人もいた。どの一番にも『華』があったから連日『満員御礼』だったのだ。

さて、現在はどうだ。白鵬の連勝は立派だが、如何せん相手力士に華がない。琴欧州、把瑠都は『華』があるのに未だ蕾のようだ。簡単に負けるし。

三役陣もしかりだ。個性が無い。最近の不入りの原因は不祥事ばかりのせいでなく、「金払って観に行く力士」がいなくなったからだろう。愛称で呼ばれる力士の誕生が待たれる。

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