鰻屋さん疲労困憊
2010.07.29

土用丑の日が終わって、恒例の『うなぎ祭り』は幕を閉じた。
私の住む街『浦和』は、昔から「鰻が文化」だった。旧中山道を中心に、少し離れた
郊外にも名店が沢山ある。大事にしたい街の誇りのひとつだ。
さて、この土用丑の日なのだが、平賀源内が日本史上初のキャッチコピーとして
『土用丑の日と鰻』を売り出したと聞いているが、このところの鰻の稚魚(シラス)
不足が喧伝されて以来、尋常でない盛り上がりかたなのだ。さぞかし大変だろうと
想像していたのだが、それはそれは殺人的仕事量だったようだ。ご存知のように
『鰻』料理は仕入れてからテーブルに並ぶまで細かい仕事のオンパレードだ。
「捌いて」「蒸して」「焼いて」などの間に細かい作業が目白押しなのだ。
神経戦である。集中力も要求される。そのようなハードワークが一日中続くとなると、
流石の手練(名人)でもヘタヘタになるそうだ。そんなとき、週半ばなら席もあるだろうと、
予約の電話を入れたら、こう言われた。
「もう体力がありません。二日間、連休させてくいださい」と。
昼間にゴルフをワンラウンドこなして、夕方から板場に立っても平気の平左の彼なのだが、
この弱音が、『土用丑の日』の戦場を物語っていた。
全国の職人さん、お疲れ様でした。きょう辺りから「再開」ですか?

Copy Right(C) Radio Power Project. All Rights Reserved