「ラストチャンスの角界」
2010.08.17

夏休み中、相撲協会の理事長問題が急転した。いっとき、武蔵川理事長が体調不調を押し切って続投のように報道されていたが、やはりキツかったようで、後任に放駒理事を推薦した。

武蔵川さんは現役時代、横綱三重の海として、放駒さんは大関魁傑としてシノギを削ったふたりだ。歳も昭和23年生まれの団塊世代である。最終地位は横綱と大関に分かれたが、両親方ともに「大関陥落」の悲哀も味わっている。派手さはないが、粘り強い力士時代だった。また、部屋独立後は、武蔵川さんは武蔵丸を、放駒さんは大乃国という横綱を育て上げた名伯楽でもある。

武蔵川さんは一門も超えたところで、危機にある協会を放駒さんに託したのだろう。出羽一門と二所一門は、昔から好敵手の間柄だったことを考えると、思い切った決断だったと思う。

何故、武蔵川さんは、放駒さんを指名したのだろうか。そして、何故、あれほど喧噪していた外部を含めたお歴々が頷いたのだろうか。

ここからは私の推測でお話ししたい。
結論から言うと、相撲協会はこの危機をかなり大きく受け止めていることだ。テレビ報道されているほど、鈍感ではないということだ。この続きは明日の立ち話で。

Copy Right(C) Radio Power Project. All Rights Reserved