夏の終わりの忙しさ  『三遊亭鬼丸』誕生
2010.09.06

先々週末の釜石出張から、突然スケジュールに追われ、やっと日程をこなした10日間だった。この立ち話も、立ち止まっている時間がなく、更新せずにきてしまったが、やっとパソコンの前に座れた。その間のお話しを少しばかり。

まず釜石の翌日、親しい噺家の三遊亭きん歌さんが目出度く真打ちに昇進し、その披露宴が九段で開かれた。400人近い人たちが祝福に訪れ、辛口な祝福の言葉の中に愛情溢れる3時間のパーティーだった。

私は、まるで親類のような気持で『司会』進行を務めたのだが、きん歌さん改め『三遊亭鬼丸』師匠は、人に恵まれた人生を送っているなと、しみじみ感じた。末広亭の席亭の北村さんの祝辞にそれが凝縮されていた。そして円歌一門の兄弟子たちの「本当に、きん歌はダメだね」などと、笑いながら支える風景は気持が良いものだった。

鬼丸師匠の真打ち昇進の高座は『鈴本』『末広亭』『池袋』『浅草』と披露されるが、芸は努力次第でいくらでも伸びるから、あとは、きん歌時代の「愛されるキャラ」をいつまでも持ち続けてもらいたい。最近の優秀な噺家さんに、決定的の欠けているのが、『愛くるしさ』だと思う。鬼丸師匠には、天分としてそれがあるのだから。

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