シンボリルドルフの死去
2011.10.05
人間で言えば『90歳』ほどだという。まさに大往生だったのだろう。不世出の名馬だった。
ともかく、何から何まで『完璧』だった。サラブレッドが持つ『弱さ』が何処にもなかった。そこがルドルフの最大、唯一の『欠点』だったのかもしれない。玄人はルドルフを多いに評価するだろうが、日本人特有の『判官びいき』からすると、ルドルフほど面白くない競走馬はいなかったのではないか。
サラブレッドはどこかナイーブさを抱えている。それが距離だったり、馬場状態だったり、そのときのレース展開だったり。どんな本命でも『勝負のアヤ』に翻弄されるものだが、シンボリルドルフだけは違っていた。いつも完成されたレースを見せた。逃げ一辺倒の名馬もいれば、追い込みしかできない不器用な名馬もいた。そこにはサラブレッドの悲哀のようなものがあって、応援しなくちゃならない気分にさせたものだ。しかし、ルドルフはそのような土俵で戦っていなかった。そして、(人間ならば)90歳まで生きた。
死因はまだよく解らないが、多分、老衰なのではないだろうか。何から何まで完璧だった。このようなサラブレッドは二度と出てこないのはないだろうか。