瀬戸内の旅 その
『倉敷』を歩く
2011.11.07

鞆の浦から倉敷に着いたのが午後3時だった。我が女房殿は昔から『倉敷』に憧れていた。私は、以前、浦和レッズ取材で倉敷を訪れているので、「美観地区はそんなに大きくないよ」と、元アンノン族には丁寧に説明しておいた。余りにも期待が大きいのが気にかかっていたからである。

倉敷駅から美観地区まで商店街を抜けて徒歩15分ぐらいだった。白いナマコ塀と堀端の柳が見えてくると『倉敷』そのものである。早速、『大原美術館』 に入る。そう言えば、前回は大原美術館を覗いていなかったのだ。周りをブラブラ歩いただけだったのだ。『エル グレコ』の宗教画が迎えてくれ、その後は、4つの館を歩いた。倉敷紡績(クラボウ)の実業家、大原孫三郎が造り、巨匠児島虎三郎が欧州で集めた名画名品(国内も含め)が並ぶ。移動する庭園も美しい。アッという間に2時間近くが過ぎ去った。「私、ここなら一日中過ごせる」と、元アンノン族は大満足である。

外はだいぶ冷えきた。美観地区のコーヒーで暖まって帰路につこうと思ったのだが、さすがに疲労困憊になっていた。このまま帰京すると、23時頃になりそうだ。だったら、もう一泊、岡山で、となった。山陽本線でこの旅の出発点の岡山駅に降り立った。

早速、宿泊先きを決めねばならない。まず、ガイドブックから『グランヴィア岡山』に予約電話を入れた。京都で宿泊したときの好印象があったからだ。しかし、「これから宿泊」と言うと、「本日は大変混みあっていますので、40000円以上の部屋しか空いていません」と、きた。確かに、秋の旅行シーズンである。でも、週末ではない。週のど真ん中である。あれ程のスケールのホテルが…と、まるで足下を見られているような気持になって、『全日空ホテル』に予約する。18000円だった。ここに泊まる。

夜は、岡山のバラ寿司と熱燗で8時に熟睡した。

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